Q. スタイリングのポイントは?
A. フラワープリントのキャミワンピに、秋らしいフェイクフェザーのカーディガンを。一見ドレッシーだけど、スニーカーを合わせてカジュアルダウンしてみました。
Q. ファッションの楽しみはどんなところにあると思いますか?
A.髪をショートにしてから、着るものがガラリと変わりました。これまではよくスキニーデニムを選んでいたけど、今はスカートを穿くようになりましたね。ちょっと女の子っぽくなったかな?
Q.トレードマークのロングヘアーからショートヘアにしたのは、何か心境の変化があったのですか?
A. 昔からずっとショートにしたいなと思っていたんですけど、仕事柄、好きなタイミングで切ることができなくて。今回、ようやくいろいろな調整がついて、念願のショートに! 30CMくらい
切ったかな。今のスタイルに大満足です。
Q. MURUAのアイテムで、気になったもの・気に入ったものはありましたか?
A. シューズ! リングのついたブーツのデザインも気になったし、ベロアのブーツも今季すごく重宝しそう。次のスタイリングで履いたクロスストラップのシューズも、直感で選びました。
Q. スタイリングのポイントを教えてください。
A. 襟もとのシルエットがすごく気に入って「このニットが着たい!」と思いました。ニットをベースに、ボトムスをセレクト。裾に入ったスリットも大人っぽくて素敵。
Q. つい最近、母国であるブラジルを訪れたそうですが、率直な感想は?
A. 遠かった(笑)! 行きのフライトはトランジットがあって27時間。最後にブラジルに行ったのが幼い頃だったので、あまり記憶になくて。でも食や言葉はすごく自分に馴染みのあるもので、どこか懐かしいのに、新しいものに触れている感覚で不思議な感覚でした。オリンピックもばっちり観戦して、閉会式ではブラジルから日本にオリンピックが引き継がれていくのが感慨深かったです
Q. これまでのお仕事で心に残っていることは何ですか?
A. 昨年、初めてドラマ・映画で演技に挑戦したこと。ちょうど今公開中の映画『HiGH&LOW THE MOVIE』では、アクションのレッスンを受けたり、バイクに乗るシーンがあったので、バイクの免許も取りました。新しい挑戦ばかりで、心に残っています。
Q. 9年ほど前、MURUAのカタログにモデルとして出演されていた大屋さん。当時のブランドの印象と、今日、プレスルームを訪れたイメージの違いはありましたか?
A. あの頃と比べて、デザインや色合いも大人っぽく、シックになりましたよね。変わらないのは、常にその時代のトレンドをしっかりと押さえていること。今季だと、流行のベロア素材やチョーカーを取り入れているなぁって。MURUAはエッジィな女の子の味方ですよね。
Q. この10年で自分自身どのように変わったと思いますか?
また、これからの10年、どのような人になっていきたいと思いますか?
A.9年前のカタログに出ていた頃の私は、かなり小生意気な子どもだったかと(笑)。10年後は38歳。いいタイミングで結婚をして、子どもを産んでいたいかな。仕事面でいうと今はSNSを通じて、モデル自身が自分を発信できる時代ですよね。媒体も紙からデジタルに移行している時代なのに、逆に自分がやりたいことを表現するため、フィルムの写真や紙を使ったりする人が出てきているのがおもしろいなって。そういうのを目の当たりにして、自分を表現するZINEを出したり、web媒体を作ってみたいと思っているんです。10年後、それが形になっていればいいな。
- PROFILE
- 大屋 夏南(おおや・かな)
1987年ブラジル生まれ、静岡育ち。「GINA」「GINGER」など各ファッション誌、CMやミュージックビデオをはじめ、パリコレ出演経験もあるモデル。2015年には『HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜』でドラマビュー。2016年7月公開の映画『HiGH&LOW THE MOVIE』にも出演中。
- STAFF
- PHOTOS: RYO HANABUSA
HAIR&MAKE-UP: TORI.
EDIT&TEXT: RCKT/ROCKET COMPANY