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#08 矢野未希子

Q. スタイリングのポイントについてお聞かせください。

A. 女性らしいレースのワンピースに、MA-1ジャケットをあわせてメンズっぽさを取り入れました。足もとはヒールだと上品すぎてしまうので、ベロアのブーツをチョイス。

Q. 普段はどのようなスタイルがお好きですか?

A. 基本的にはシンプルなアイテムが好きです。スタンダードなコーディネイトでありながら自分らしさを出すために、小物やアウターなど、どこかに一点、色やシルエットに特徴のあるものを取り入れるようにしています。

Q. 服を選ぶときのこだわりは?

A. 最近はシルエットや素材を重視して選んでいます。服は生活の一部だと思っているので、着やすさが一番。おしゃれを優先しすぎて、他の何かがやりにくくなるのは避けたくて。自分のライフスタイルにフィットする服を選ぶようにしています。

Q. デビューから変わらず、美貌を保ち続けている矢野さん。カラダのケアで気をつけていることは?

A. 食べ物はあまり気にしていないのですが、運動が大好きです! 週に一度はパーソナルトレーニングに通っていて、それに加えて、ヨガとピラティスも。週3〜4日は運動していますね。

Q. スタイリングのポイントについて教えてください。

A. 白のタートルネックとデニムパンツのスタンダードな組み合わせに、ボリュームのあるアウターで個性をプラスしました。ベロアのパンプスも、赤を選んで足もとに差し色を。

Q. これまでのMURUAに対するイメージと、今日実際にお洋服を見た印象を教えてください。

A. 大人っぽくなったと思いました。もう少し若い子たちに向けたブランドだというイメージがあったのですが、私自身着やすかったし、着たいと思う服もたくさんありました。私の世代はもちろん、もっと年上の方でも楽しめそうな色使いやデザインばかり。

Q. MURUAは今年10年を迎えました。矢野さんの中でも、デビューや結婚など、さまざまな変化があったと思います。この10年でどんな変化がありましたか?

A. 20歳の頃はすべてがめまぐるしく過ぎてあっという間でした。少し言い方が悪いかもしれませんが、これまでは、すべて勢いで駆け抜けて来た気がします。今は考える余裕が出てきて、仕事がもっと楽しくなったし、自分以外の人のことを考えられるようになってきたと思います。

Q. これから先の10年は、どのように過ごしていきたいですか?

A. 「来年はこうしよう」って決めていた時期もあったけど、結局、いつも周りの何かに導かれることの方が多くて。目標を持つことはもちろん必要だけど、時には人に引っ張られて、自分が変わっていくのもいいのかなって。柔軟さも大切。これから先、どうなっていくかまだわからないけど、自分がいいと思う選択をしていきたいです。

PROFILE
矢野未希子(やの・みきこ)

1986年生まれ。16歳でモデルデビュー。現在は、小学館『Oggi』の表紙キャラクターを務める。シンプルながら気品のある私服スナップを集めたスタイルブック
『THINGS I LIKE THINGS I LOVE』(宝島社)が発売中。
STAFF
Photos: Ryo Hanabusa
Hair&Make-Up: Mifune(SIGNO)
Edit&Text: RCKT/Rocket Company